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煉瓦

2011年05月09日 17:05

湯島をぷらぷら歩いていると煉瓦造の蔵を見つけました。
「Once Upon A Time」というBARとして使われています。
東京には関東大震災と東京大空襲を潜り抜けた
こんな明治時代の建物がひっそりと佇んでいます。



屋根はブルーシートがかかり、
外壁は一部損壊し、ちょっと不安のある建築ですが
今までの日本ならばいずれ必ずなくなる建物だと思います。

しかし今回の東日本大震災で少し価値観も変ってきたかも知れません。
時代を超えて残る事の意味はものすごく大きく
一瞬にして無に返してしまう災害を考えると
そんな災害をも超越する本物を感じてしまいます。
機能と価格優先の価値観が少しずつ変わってきている気がします。
便利で量に溢れたチープな物質に囲まれた生活から
少量で高質なモノを愛でる生活へ。
麻痺してしまった明るすぎる夜から
闇と灯りの共存する感性の生活へ。

こんな煉瓦建築を大事に保存できる様な
そんな感性の人間が増えれば、きっともっと心が豊かな世界になると思います。

建築で伝える事。そして選択で伝える事。

いいものを選ぶ事こそ子供たちに対する私たちの責務かもしれません。

Once Upon A Time

省エネを考える

2011年04月01日 18:12

東北地方太平洋沖地震において被災された皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
一日でも早く復興できる事を願っています。




街はここのところ節電モードで照明が少なめです。
駅もちょっとサインが見えにくい位ですし、
役所などは廊下が薄暗く怖いくらいです。

「なんか暗くて気持ちも落ち込むなぁ。」という声もありました。
「街へ出て行く気分じゃない。」そんなも意見聞こえてきます。
自粛ムードで経済が回らなくなりそうだとかの声も。
しかしテレビの街頭インタビューにもありましたが
今までがおかしかったのではないだろうか、と改めて思います。
「暗いですけど、慣れました。かえっていいんじゃないですか。」
そんな意見もまた沢山出てきました。

また海外の方はぜんぜん違和感がないようです。
外国の街の夜はこんなに明るくないそうです。
ニューヨークのタイムズスクエアも
一本裏に入るとずっと暗い街並みだそうです。
日本だけかもしれません。昼間のようにいたるところ明るいのは。
もちろん都市部だけの話ですが。


震災から数週間テレビから広告の多くが消えました。
氾濫するテレビコマーシャルのないテレビに、
情報過多というか、必要以外の情報に溺れる時間から
離れるいい機会でした。

同じように明るすぎる夜を考えるいい機会だと思います。
原子力発電所の事故が収束しても
おそらく原子力発電所の増加にはブレーキが掛かるでしょう。
省エネは今だけではなく今後ずーと続く課題です。

今の省エネモードの環境照明は以前の様には戻らないでしょう。
戻ってはいけないはずです。
明るければいい。明るい事が豊かな事。そんな時代は終わりました。

必要な照明を考え、
必要以上の電気を使わないサイン計画も必要でしょう。
デザインも色彩計画も電気を必要以上に使わない事を
前提にしていかなければならないと思います。

今までの価値観が大きく変わるかもしれません。
電気至上主義からバランスを考えた省エネルギー生活へとシフトしていきます。
オール電化ではなく、バランスエネルギーの生活へ。

アナログルネッサンスかもしれません。
もちろん技術の進歩は止まらないですし、
最新技術で解決できる事もあるでしょう。
デジタルが悪いわけでもありません。
しかし、どちらにも偏らない、バランスの取れた世界へと
移行していかなければならない時期なのです。

暗い場所で目印になる個性的なサイン。
必要以上に網膜を刺激しない柔らかい光。
眩しさではなく、記憶に残るシーン。

ニューヨークのビレッジバンガードに行ったときに
東京の繁華街を想像していた私は静かな佇まいに驚きました。
しかし、今でもそのシーンが焼きついています。

これを機会に照明や省エネルギーを
しっかりと考えて生きたいと改めて思う毎日です。





軍艦マンション

2011年02月25日 19:13

異端の建築家「渡邊洋治」の代表作として残る第3スカイビルは
1970年に竣工した14階建ての建築で事務所及び共同住宅として使われてきた。
陸軍船舶兵出身という経歴を持ち、その影響が色濃く出ている建築だ。
その第3スカイビルも解体の話が出る中、リノベーションされて
「GUNKAN 東新宿ビル」として生まれ変わろうとしている。




内部はSOHO、アトリエ、住居としてリニューアルされ、
これから再出発する事になる。
それに先駆けて工事中の中「GUNUKAN Crossing」というイベント兼内覧会を行っている。

以前はこの辺りも高い建物が無く、当時はシルバーだった外装は際立っていた。
今は周囲にマンションが立ち並び全てを見ることは出来ない。
それでもビルの隙間から見える外壁や屋上の給水タンクは
見る人のイマジネーションをかきたてる。

近代建築がどんどんスクラップ&ビルドで失われていく中で
とりあえず残った事は喜ばしい。
そして若いクリエーターが触発されてどう育っていくのか
今後の「GUNKAN東新宿ビル」に期待。


2011年02月22日 15:02

今回の展示会で気になったものを一つ。
漆の新しい提案です。
ガラスやアクリルに漆を塗る「自然紋漆パネル」
天然漆を100%生かす天然文様
光によって表情の変わるなかなか面白い素材でした。



水紋、振紋、烈紋、晶紋、樹皮紋、罅紋、いろいろな自然紋を生み出せます。
輪島漆の技術を活用した素地製品の開発で地域産業資源活用事業計画の認定を受けているそうです。
漆独特の技法や蒔絵もいいですが、
天然模様の表情がなんとも素材として面白い。

モダンなデザインの中でも非常に生きる楽しい素材です。
是非使ってみたい材料でした。

Duco Co.,Ltd

国際展示場

2011年02月22日 14:46

東京ビックサイトへ行ってきました。
国際ホテル・レストラン・ショーとフード・ケータリングショー、そして厨房設備機器展を
2月22日から25日まで行っています。



ホテル・旅館・温泉施設、外食・中食・給食等の業界関係者向けの展示会です。
機能的なものや設備的なものの今がよくわかります。

新しい素材やデザイン、アイデアやヒント、あふれる情報の中から
時々目を惹くものを見つけます。
全ての情報を入れ込もうとすると簡単にオーバーフローしてしまうので
歩きながらなんとなく気になるモノを見極めます。
うっかり立ち止まって資料を貰い始めると
帰りはかなり荷物が重くなるので注意が必要です。

それでも中は広い。足が疲れて早めに切り上げました。



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